ロジスティック方程式は、その考案以降、ほぼ1世紀の間、忘れられていましたが、1920年代に至って、Johns Hopkins大学のRaymond PearlとLowell J. Reedが、ショウジョウバエの個体群の研究過程でこの式に到達し、フェルフルストの業績であることを再確認しました。
このため、ロジスティック方程式(曲線)は、人間の人口推移はもとより、建築資材の劣化推移や生活財の普及過程などにも応用されています。
しかし、その後のさまざまな研究によって、動物の個体数は必ずしもこの曲線とおりに推移しないことがわかってきました。先にあげた、幾つかのグラフが示しているように、キャリング・キャパシティーの上下で増減したり、キャパシティーの上限以降は次第に減少したり、しばらく減少の後で再び増加に転じるなど、さまざまな推移をたどることが指摘されています。
0 件のコメント:
コメントを投稿