実際、生物学や個体群生態学の調査・研究では、なんらかの理由で生息環境が飽和した時の個体数抑制行動を、昆虫、魚類、鳥類、哺乳類などの調査を通じ、さまざまな形で把握しています。先学諸兄の研究成果に感謝しつつ、それらの中から代表的なものあげてみましょう。まず昆虫では次のようなケースが報告されています。

ヒラタコクヌストモドキ・・・先にあげた貯蔵穀物害虫のヒラタコクヌストモドキは、生育密度が高まるにつれ、成虫、卵、蛹に対する共食いが増加して、発育途上の死亡率を上昇させ、生育環境の悪化を事前に解消している(高橋史樹『個体群と環境』)


(古田隆彦『日本人はどこまで減るか』より再録)
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