生成AIを支える電子言語(プログラミング言語)の構造について考えています。
まずは私たちが通常使っている「自然言語(当ブログでは“表象言語”)」と、どのように異なるのかを明らかにするため、幾つかの生成AIサイトに「自然言語で生成AIと会話を交わすプロセスを、ソフトとハードの両面から、簡潔に図解してください」と質問してみました。
代表的な回答を示します。
ChatGPT・・・問いかけどおりに、シンプルな図を提案しています。
Google Gemini・・・情報流通のプロセスをダイナミックに描いています。
Claude・・・論理だけをフローチャートで描いています。
それぞれがユニークな回答していますが、最も図解度が高いと思われるGoogle Geminiの構図を、さらに要約させると、次のような構造になります。
この図をベースに、電子言語の特性を考えてみます。
例えば、人間が自然言語で問いかけると、スマホやパソコンが電子言語を経て、さまざまな電子的思考を行い、自然言語で答えるというプロセスは、次のように整理できます。
➀人間が「明日の天気は?」という自然言語を、マイクには音声で、ディスプレィには文字で問いかける。 ➁その自然言語をスマホやパソコンは、内蔵する自然言語処理ソフトで電子言語に置き換える。 ➂変換された電子言語を基に、インターネット上の「生成AIモデル」がクラウドに蓄積された、さまざまな学習データを利用して電子回答を探り出す。 ➃電子回答をAIクラウドサービスが自然言語に変換して、音声や文字を創り出す。 ➄「晴天です」という自然言語が、スマホの音声やパソコンの文字で人間に回答される。 |
大雑把な推論ではありますが、自然言語と電子言語の関係が凡そこのようなものだとすると、電子言語には次のような特性が浮かんできます。
❶電子言語は、パソコンからクラウドに至るAI関連装置を、人間が操作するための言語である。 ❷電子言語は、AI関連者の「知縁共同体」の中だけで使用される言語であり、「“理”縁共同体」言語の延長線上にある。 ❸クラウド上に蓄積された、さまざまな学習データは、自然言語の多様性を取捨選択したうえでの、狭義かつ正確性の強い電子言語である。 ❹電子言語は、表現対象のストラクチャーから要点を網状に抽出した、体系的なシステム言語である。 ❺情報機器が電子回答を変換して答える言語は、多義性を捨象した自然言語となる。 |
以上のように、電子言語の特性を整理してみると、その利点と欠点、さらにはそれを基盤とする生成AIの限界までが、朧気ながらも浮かんでくるようです。










