新仮説の2番めは「石器後波」の検証です。
前回の【➀温暖化➔➁象徴言語➔➂アニミズム】に続いて、今回は【➃新石器文明(狩猟・漁撈・初期農耕)➔➄生産主体(血縁・地縁集団、村落住民)➔石器後波】というプロセスを確認していきます。
➃新石器文明の誕生
象徴言語とアニミズムの浸透で、狩猟・漁撈・初期農耕文明が形成されました。 【象徴言語とアニミズムが新石器文明を創った!】で述べたように、人類はアニミズムで捉えた宇宙エネルギーを、象徴言語をさらに活用して、自らの内部に取り込もうとしました。 彼らは擬態語や偶像などを使って、「動いているもの全てには意志や感情を持つ主体があり、目には見えないものの、生死を超えて“循環”的に存続している」と理解し、そのエネルギーを石器の高度化に転用しました。 削器、石槍、石錐などの旧石器を、鋤や鍬などの新石器(農耕)へ、さらには石囲いや篭など(牧畜)の道具に進展させ、エネルギーを“反復的”に利用する仕組みを創り出したのです。 道具の高度化に伴って、狩猟、漁労、初期農耕へと新石器文明のベースが形成され、より多くの生命の維持・拡大が可能になりました。 |
➄生産主体は血縁・地縁集団・村落住民
深層言語は、感覚が捉えた対象を、意識が把握する前の、体感的・心像的動作やイメージであったのに対し、象徴言語は意識が捉えた事象を、音声や図像などで表した言葉です。 それゆえ、象徴言語は少しずつ交信の枠を広げていきますから、その浸透とともに、より多くの集団でのコミュニケーションが可能になりました。 これらの仕組みによって、人類集団の間では血縁・地縁集団の枠組みが拡大し始め、集落や村落という居住集団が形成されました。 太陽エネルギーを農耕・牧畜などで集約的に利用する集団の形成で、血縁・地縁集団や村落住民の維持・拡大に応用するという仕組みが生まれました。これこそ、新石器文明という人口容量拡大装置の定着でした。 |
新石器文明による人口容量の拡大とともに、世界の人口は上昇し始め、上限が約5000万人の石器後波が形成されました。
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