2025年3月18日火曜日

象徴言語とアニミズムが新石器文明を創った!

石器前波を創ったマナイズムから、石器後波を創ったアニミズムへと、時代知の変換を担ったのは「深層言語」から「象徴言語」への移行でした。

象徴言語(Symbolic languageとは、どのような言語だったのでしょうか。筆者の別のブログ(生活学マーケティング)の【言語6階層説:象徴言語とは・・・】では、次のように説明しています。

象徴言語とは、動物的、衝動的に捉えた事象を音声や図像などで表した言葉であり、具体例としては、音声言語(オノマトペ:擬声語、擬音語、擬態語、擬容語、擬情語など)、象形文字(ヒエログリフ、楔形文字など)、表象記号(古墳壁画や銅鐸絵画など)が考えられる。

このような象徴言語こそ、アニミズム(Animismを産み出し、高度な石器類の創出によって、新石器(Neolithicという文明を生み出した、深層的な基盤でした。



そのプロセスを改めて整理しておきましょう。

先史時代の人類は、周りの環境世界について、「身分け」で把握し、「識分け」で捉えた事象を、生成段階の「言分け」である「象徴言語」、つまり擬声語や擬態文字、イメージや偶像などで表し、互いに交信していた。

象徴言語の発達で、人類は周りの環境について、有機物・無機物を問わず、あらゆるモノの中に霊魂あるいは霊が宿っている、と考えるようになった。これこそ「アニミズム」という時代知であった【石器後波はアニミズムが作ったのか?】。

深層言語が環境世界を「動き回る」モノと捉え、その姿を「活力・生命力」と理解したのに対し、象徴言語は「動き回る」モノの中に意識や意志の存在を識知し、霊魂・霊力」と象徴化した。

このような環境把握によって、人類はアニミズムで捉えた宇宙エネルギーを、象徴言語をさらに活用して、自らの内部に取り込もうとした。

彼らは擬態語や偶像などを使って、「動いているもの全てには意志や感情を持つ主体があり、目には見えないものの、生死を超えて“循環”的に存続している」と理解し、そのエネルギーを高度な石器によって狩猟、漁労、初期農耕へと誘導し、“反復的”に利用する仕組みを創り出した。

これらの仕組みにより、太陽エネルギーを狩猟、採集、農耕などで集約的に利用するとともに、血縁・地縁集団や村落住民の生命の維持や拡大が可能になるという、いわゆる新石器文明を創り出した。

新石器文明による人口容量の拡大とともに、世界の人口は上昇し始め、石器後波が形成された。

以上のようなプロセスこそ、石器後波の人口が形成された、根源的な背景だったのではないでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿