2026年9月9日水曜日

言語➔人波・新仮説Ⅲ:農業前波:自然言語➔ミソロジー

新仮説の3番めは、「石器後波」に続いて「農業前波」の検証です。

BC3500AD400における【温暖交互自然言語ミソロジー粗放農業文明(農耕、牧畜)生産主体(同族集団・血縁集団)農業前波】という、ほぼ4000年間のプロセスを確認していきます。

 

地球環境:温寒交互の時代

BC4000AD1000には、下図に示したように、0.4度から0.2へとゆるやかに寒冷化が進みました。地球の公転軌道の変化などで、千年単位で少しずつ気温が下がったため、氷河がわずかに前進しました。

その後も、数百年単位で小規模な温暖期と寒冷期(中世温暖期や小氷期など)が何度か繰り返されています。


➁自然言語:生成と進展

気候変動が少ない環境下で、人類は音声の「言分け」を多用する「自然言語」を生み出しました。

自然言語(Natural language)とは、人類が通常、思考や会話を行っている言語であり、「身分け」し「識分け」した対象を、「言分け」、つまりコトバやシンボル(絵や形)によって捉え直す言語記号です【言語6階層説:自然言語とは・・・】。

自然言語には、「内言語:個人内言語」と「外言語:交信用言語」の両面があり、両者の相互的な発達が言語能力を向上させ、新たな時代識知を広げるとともに、地域住民の集団化を促していきました。

➂ミソロジーの出現

自然言語によって、人類はアニミズムが捉えていた「霊魂・霊力」、つまり「動いているもの全ては、意志や感情を持つ主体である」という現象を「神格」という観念で受け止め、「神々」という言語で理解するようになりました。

これこそミソロジー(神話)という時代識知です。自然言語による擬人化文章化によって、環境世界と人類の関係性を統合的に現そうとする、人間の英知ともいえるでしょう。

ミソロジーによって、神々=自然環境に対し、人類がより積極的に働きかける、さまざまな行為の可能性や、その影響が的確に述べられるようになりました【自然言語とミソロジーが農業前波を創った!】。

以上のような気候変動のもと、自然言語とミソロジーの出現によって、農耕・牧畜同族集団・地縁集団で行う“粗放農業文明”が形成されました。そのプロセスは次回で…。


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