10年前の予測が、前回述べたように、ほぼ的中し始めています。
なぜここまで当たり始めたのか、その理由は、筆者の提唱する、新しい未来予測手法、「人口波動法」の成果といえるでしょう。
「人口波動法」とは、このブログで何度も述べていますが、長期的な人口推移に見られる波動サイクルを「説明変数(モデル)」として、未来を予測する手法です。
具体的な手順は【人口波動で未来を読む!】や【人口波動法による未来の読み方】などで述べています。またこの手法で予測した事例として、【人口波動で世界の未来を読む!】と【21世紀の国際情勢は・・・】を挙げることができます。前回、前々回の予測も、これらの成果を取りまとめたものです。
この方法の要旨を取りまとめたうえで、21世紀中葉の予測手順を述べてみましょう。
➀人類の人口は、自然環境×文明で創られる「人口容量」の変化に伴って変動してきた。 ➁人類の創り出した文明は、旧石器、新石器から、粗放農業、集約農業を経て、科学技術へと進展してきた。 ➂文明の進展によって、世界人口は、石器前波、石器後波、農業前波、農業後波、工業現波の5つを創り出してきた。 ➃人口は、人口容量にゆとりがある時には増加し、なくなるにつれて停滞し減少する。この推移は、始動―離陸―上昇―高揚―飽和―下降の6つの時期を辿る。 ➄現在の人口が6時期のどの位置にあり、どこへ向かおうとしているかを確認することで、基本的な社会構造を推測することができる。 |
以上のような予測手法を応用すると、今後の世界情勢も次のように展望できそうです。
国際連合などの推定によると、現在の世界人口は工業現波の飽和期に入ったと推定され、今後は下降期に向かおうとしているからです。
とすれば、最も近い人口波動、つまり一つ前の農業後波をモデルとして、今後の世界を展望することができます。
農業後波(AD400~1400年)の飽和期(1300~1350年頃)をモデルにすると、現在の工業現波(1400~2100年)の飽和期(2020~2070年頃)の姿が推定できる、ということです。
| 気候変動(寒冷化の進行、農耕牧畜大被害、餓死者が急増)、国際紛争(英仏百年戦争)、伝染病大流行(ペストが欧州全土蔓延し8,500万人死亡)、新政権誕生(ポスト・モンゴリカで新国家が続出)、世界経済成長鈍化(ポスト・モンゴリカ混乱で経済活動縮小)などが進行しています。 |

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