人口波動は、一つ一つの個別波動とそれらが連続する長期波動によって構成されています。このうち、個別波動における増加~減少というプロセスは、それぞれの時期に相当する社会構造と密接な関係を持っています。
この関係を前提にすると、「人口波動の進行過程に伴って、各過程の社会もまた特定の様相を呈する」という仮説がなりたちます。
具体的に説明すると、個別波動の進行過程は、図に示したように、始動期、離陸期、上昇期、高揚期、飽和期、下降期の6つに分けることができます。
6つの時期については、人口波動そのものの特性、つまり自然環境と文明の相関関係や人間の出生・死亡状況といった基本的な特性が、およそ次のように設定できると思います。
①始動期・・・新しい文明によって自然環境の新たな利用が可能になるという期待の下に、出生数が微増し、死亡数が微減する。
②離陸期・・・新しい文明が自然環境の利用を開始するにつれて、出生数が上昇し始め、死亡数が低下し始める。
③上昇期・・・新しい文明が自然環境の利用を本格化するに伴って、出生数が急増し、死亡数が急減する。
④高揚期・・・一つの文明が自然環境の利用を拡大する速度がやや落ちて、出生数が微減し、死亡数が微増し始める。
⑤飽和期・・・一つの文明による自然環境の利用が飽和するにつれて、出生数が停滞し、死亡数が増加し始める。
⑥下降期・・・一つの文明による自然環境利用の限界化に伴って、出生数が急減し、死亡数が急増する。
②離陸期・・・新しい文明が自然環境の利用を開始するにつれて、出生数が上昇し始め、死亡数が低下し始める。
③上昇期・・・新しい文明が自然環境の利用を本格化するに伴って、出生数が急増し、死亡数が急減する。
④高揚期・・・一つの文明が自然環境の利用を拡大する速度がやや落ちて、出生数が微減し、死亡数が微増し始める。
⑤飽和期・・・一つの文明による自然環境の利用が飽和するにつれて、出生数が停滞し、死亡数が増加し始める。
⑥下降期・・・一つの文明による自然環境利用の限界化に伴って、出生数が急減し、死亡数が急増する。
こうした特性が基礎となって、さらにさまざまな社会的な特性を生み出していきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿