総期待肥大値が2030年代に1億2800万人ラインを割り、その後、人口容量に徐々に余裕が出てくると、総人口は2070年代に底を打って、80年頃から再び上昇していきます。
・・・という甘い期待が持てるわけですが、ただ、この回復は何時までも続くわけではありません。私たちの作り上げてきた、1億2800万人という人口容量の上限に再びぶつかると、その時点からまた減っていくからです。
その後、50~80年の間隔で、また上がって、また落ちるというように、いつまでも波を繰り返していくことになります。そうなると、もっと本格的に人口を増加させていくためには、何をすればいいのか、という問題が生まれてきます。
その解決策はただ一つ、人口容量をさらに拡大することです。人口容量とは【自然環境×文明】ですから、日本の場合は【日本列島の自然環境×文明】となります。この式で【日本列島の自然環境】にさほどの変化がないとすると、大きく影響するのは【文明】の方ということになります。
私たち日本人は、次の【文明】を新たに創り出すことができるのでしょうか。
それを考えるため、これまで日本列島の人口容量を作ってきた、さまざまな文明の推移を、歴史的に振り返ってみましょう。
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