2025年4月4日金曜日

思考言語とリリジョンが農業後波を創った!

農業前波を創ったミソロジーから農業後波を創ったリリジョンへ、時代識知の変換を促したのは「自然言語」から「思考言語」への移行でした。

思考言語(Thinking languageとは、人類が通常、思考や会話を行っている言語であり、筆者の別のブログ(生活学マーケティング)の言語6階層説:思考言語とは・・・では、次のように説明しています。

思考言語は、共同体との交流を通じて個人の中に育まれた「自然言語」を、音声や記号によって自他の思考用に使用する言語です。

この言語によってリリジョン(Religionが生み出され、高度な集約的農耕・牧畜の生産形態が作られると、集約農業(Intensive Agriculture)という文明が成立しました。


その構造的なプロセスを、改めて整理しておきましょう。

➀人類は「身分け」「識分け」が捉えた事象を、音声の「言分け」で表現する「自然言語」で交信しているうち、言語を構成する単語と文法を使って意識内で問答する「思考言語」を形成した。

➁思考言語によって、ミソロジーが捉えていた「神々」、つまり「環境世界で動いている、さまざまなモノには、意志や感情を持つ人格がある」という観念がさらに発展し、「神々の中心には至上神が存在し、あらゆる事象を統御している」という「リリジョン(宗教)」が創造された。

➂リリジョンが浸透し、教義や儀礼など信仰を共有する集団が形成されてくると、それ以前の限定的集団(同族集団、地縁集団など)を超えて、より広く、より多様な広義的集団(民族集団、広域集団、国家集団など)が生まれることになった。これにより、生産組織、治世方式、国家体制など、新たな社会制度もまた形成されることとなった。

➃さまざまな神々の連立から神々を纏める統一神へ、ミソロジーからリリジョンへの変化は、食糧生産の形態をも大きく変化させた。狩猟、農耕、牧畜等の分散的生産を終了させ、麦や米、遊牧や家畜など、農産や畜産の中核的生産へ集中していった。

➄リリジョンの創り出した、新たな生産方式の拡大と、さまざまな社会制度の浸透によって、集約農業文明が形成され、より多くの人間が生きられる人口容量が形成された。

以上のようなプロセスによって、農業後波の人口容量、45000万人が創り上げられたものと推察されます。